Happy T1D Life

1型糖尿病患者の大村詠一が日々の療養生活や研究情報などを患者の視点でつづっていきます

1型糖尿病アスリートとアンチドーピング

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※JADAさんのFAIR PRIDEフラッグを持って、元男子ハンドボール日本代表の銘苅淳さん、(公財)日本ハンドボール協会の河上さんと

 

 

ちょっとだけ面識のある女子ハンドボール選手の投稿から、第73回日本ハンドボール選手権大会(女子の部)が山鹿市総合体育館で開催されていることを知りました👀

 

 

非常勤でお世話になっている熊本国府高等学校ハンドボール部強いし、Kumamoto Education Week 2020でお世話になった“歩くパワースポット”銘苅淳さんもハンドボーラーだしなぁと思っていたら、銘苅さんを発見w

 

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思わず声をかけたくなってしまうようなお人柄なんですよね✨

 

 

現在は、関西学院大学男子ハンドボール部ヘッドコーチを務められている中、どうしてこちらへと伺うとJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)さんのアンチドーピング啓発事業でブースを構えていらっしゃるとのことで、ドーピングに関するあれこれをお話しさせていただきました🎤

 

 

その中で話題になったのが、1型糖尿病の治療で使うインスリン

TUE(治療使用特例)申請!

 

TUEとは、下記の引用にあるように、治療上の理由で禁止物質・禁止方法を使用する場合、事前に承認手続きを行うことで例外的に許可されるというもの👌

 

TUEとは、「治療使用特例」のこと。禁止物質や禁止方法であっても、事前に所定の手続きによってTUEが認められれば、例外的に使用することができるんです。ただ、TUEが承認されていなければ、医療上の理由でも禁止物質・禁止方法を使用できません。もし、使用してしまうと「アンチ・ドーピング規則違反」と判断されることがあるので、下記の承認条件を確認したうえで、十分注意して手続きを行ってください。原則としてTUEが必要な大会の30日前までに申請する必要があることも、覚えておいてください。

 

なんだか特別な薬のように思われがちですが、

1型糖尿病で毎日生きるために必要不可欠な「インスリン」が禁止物質のリストにある

ので、国際大会への遠征のときなどは事前に主治医に英語の診断書を作ってもらうなどで対応いただいていました💦

 

特にエアロビックは、JADAではなく国際団体のWADAの方に提出だったので、英語が苦手な私には苦行でしたが、現在はJADAさんが分かりやすいページを作られているので是非ご覧ください👇

 

www.realchampion.jp

 

 

実は、治療を行っているアスリートを担当する医療従事者向けのページも整備されているので、1型糖尿病のアスリートなどで治療薬の心配がある方は一度主治医や薬剤師さんにも質問したり、下記のページを案内してみたりしてくださいね😁

 

www.playtruejapan.org

 

ちなみにアレルギー性鼻炎のお薬や風邪薬などは意図しないドーピング「うっかりドーピング」の対象になることがあるので、アンチドーピングに対する知識を持った薬剤師「公認スポーツファーマシスト 」に相談するのもありですよ😁

 

 

P.S. 

今日も山鹿市総合体育館に出没予定なので、見かけたらお声がけくださいね👋

※たまに何のファールか分からないことがあるから、横でつぶやいてくれる人募集w


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