Happy T1D Life

1型糖尿病患者の大村詠一が日々の療養生活や研究情報などを患者の視点でつづっていきます

1型糖尿病の病名を変えようと動く青学の女子大生とオリラジ中田さんの対談トークが無料で聞けるのは、3/13まで!

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番組紹介ページのスクリーンショット

 

昨夜ラジオ放送された「オリエンタルラジオ中田敦彦のオールナイトニッポン Premium」では、「自分がいま叶えたいこと」をテーマにオリラジ中田さんが開催されたプレゼン大会の優勝者との対談トークが放送されました。

 

そのプレゼン大会で優勝したのが、中学生で1型糖尿病を発症した女子大生であり、叶えたいことが1型糖尿病の病名を変えること」ということで radiko.jp(ラジコ)という現在いるエリアで放送しているラジオ局をパソコンやスマートフォンで聴くことのできるサービスで聞いてみました。

 

radiko.jp

 

上記のリンク先で番組名や放送日(3/6)を入力して検索すれば、タイムフリーという過去1週間以内に放送された番組を聴くことができる機能で3/13まで無料で聞くことができます。
※聴取を開始してから24時間以内、合計3時間まで。

 

病気の実態にそぐわない1型糖尿病という名前を変えようとする彼女や中田さんのやり取りは、番組の00:30:15〜00:44:45あたりで聞くことができます。

 

トークでは、精神分裂病という病名が統合失調症に変わるまでに8年かかったことなども話されていて、よく勉強されていることと熱心に取り組まれていることを感じました。

 

1型糖尿病2型糖尿病を区別することをはばかるといった話も、区別ではなく理解を進めたい私としては共感するところもありました。

インスリンは、糖を分解するのではなく、糖を取り込む働きをします

インスリン注射の部位としては、ラジオで取り上げられたお腹と太もものみではなく、腕やお尻などもあります

 

以前、Facebookで名前を変える活動に消極的な発言をしましたが、私は1型糖尿病の名前を変えること自体には賛成しています。

ただ、そのために動く時間を今の研究推進や啓発に向けた生活に加えることは物理的に無理なので、他の方にお願いしたいというのが正直なところです。

 

ameblo.jp

 

今回の取り組みは、上記のオリラジ中田さんのブログによれば、下記の対象になるのではないかと思うので今後の動きも注目したいですね!

 

優勝特典は

「そのプレゼンで叶えたいことを、中田敦彦リクルート・青山学院が完全バックアップする」

というもの。

 

下記の通り、Twitterでは有志や意見も募られていますので、ぜひ1型糖尿病の名前を変えたいと思う方は行動で示しましょう。

※非公開を望む方は、DMで問題ないようですよ。

 

 

 

<補足リンク>

インスリンの働きについて↓

www.dm-town.com

 

・糖尿病の種類について↓

www.club-dm.jp

糖尿病に効くサプリメントを薦められてブチギレした話

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昨夜は、日本IDDMネットワークの業務で公益社団法人佐賀未来創造基金(通称さがつく)さん主催のイベント、さがつく大交流大会に行ってきました。

 

佐賀県に誘致された全国規模の活動をされているCSO市民社会組織)の皆さんのお話を聞けたり、山口祥義佐賀県知事ともお話できたりしてテンションが上っていましたが、一気にテンションが下がる事件が...

 

名刺交換をしていると何やら怪しげなサプリメントの画像付きの名刺を渡される。

 

これは...と思い起こしたのは、最近Facebookのタイムラインで糖尿病関係者が話題にしている下記の事件。

 

糖尿病の少年にインシュリンの代わりにラベンダーオイルを薦めた自称薬草医、少年死亡で逮捕 | BUZZAP!(バザップ!)

英文記事は↓

Herbalist Who Told Diabetic Boy To Use Lavender Oil Instead Of Insulin Is Jailed For His Death | IFLScience

事件発覚は、昨年だったんですかね...

www.cbsnews.com

 

まさしく「このサプリメントで糖尿病の方がHbA1cが14%から7%になった」と薦められ、

 

「それでも正常値じゃないじゃん、治っとらんがな」と思いながら、「どんなメカニズムなんですか?」と聞くと、「運動するときのように糖の取り込みが...」となんだかモゴモゴ...

 

面倒くさくなって「GLUT4の出現を促進する感じですかね?」と聞くと、「核酸の力でインスリンも不要なんです」とな!?

 

ここら辺りから顔つきが変わってたんじゃないかなと思いますが、「インスリンが少量でも分泌されている2型糖尿病患者の方はまだしも、インスリンが出なくなっている1型糖尿病の方はとてもじゃないけど使えない!」と言っても、「それが大丈夫なんです」とドヤ顔...

 

「こういった民間療法でインスリン中断して亡くなっている方もいるので、絶対にインスリン使用の中断はやめてくださいね!」とだけ言ってその場を去りました。

 

皆様、1型糖尿病の場合は基本的にインスリン補充が必要ですので、くれぐれもご注意ください。

1型糖尿病の方でも、発症初期や緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の方などでインスリン補充を必要としない時期にある方もいます。

 

<補足リンク>

www.jds.or.jp

国内版の FreeStyleリブレを分解するのはやめた方がいい(みたいよ)...

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分解して縁が歪んだ FreeStyleリブレ

 

先日、個人輸入した FreeStyleリブレを分解した記事を公開したところ、勇気ある先人からご連絡をいただきました。

 

blogs.yahoo.co.jp

 

とっくの昔に分解されていましたね(汗)

 

ただ、どちらもワット時定格量は1.29Whと小さく飛行機で問題視されるものではないことがよく分かりますね。

 

そんな先人から下記のような情報とアドバイスをいただきましたので、ご紹介します。

 

海外版リーダーは日本のセンサーが読み取れない(電極測定しか使えない)

 

もしも国内版リーダーを分解される場合、表と裏のカバーを無理やり剥がす方法では、タッチセンサーが故障してしまう(しまった)ので、画面側ではなく、背面のカバー内側(少し外側にスピーカーとバイブモーター端子が基板と直接接触する端子があります)を熱で溶かす方法になると思われます。

 

そもそも、国内版の FreeStyleリブレを買い取りではなく、医療機関から借りている場合、分解したらアウトですよね。

 

また、トップの写真にあるように、接着剤から無理やり剥ぎ取る形になるので、きれいに元通りとはいきません...

 

ということで結論は、国内版の FreeStyleリブレを分解するのはやめた方がいい(みたいよ)...

 

最後に、大手航空会社ではないLCCでもスムーズに搭乗できるように、某メーカーには、FreeStyleリブレのリーダーの電源は、リチウムイオン電池1個(○Wh以下)といった記述を公式ページでしてほしいという声をいろんな方があげられているようです。

 

反映される日を心待ちにしたいですね。

 

 

 

1型糖尿病患者でもあるニック・ジョナスさんが所属するジョナス・ブラザーズが6年ぶりに再結成!


Jonas Brothers - Sucker

 

press-iddm.net

 

上記の PRESS IDDM の記事でも紹介しましたが、俳優や歌手としてご活躍のニック・ジョナスさんら3兄弟のバンド「ジョナス・ブラザーズ」が6年ぶりにシングルを発表されました!

 

nme-jp.com

news.livedoor.com

news.nicovideo.jp

 

 

最近のニック・ジョナスさんの曲だと「Find You」とか好きです♪

Find You

Find You

  • ニック・ジョナス
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

再結成の話もネットで調べると数日前から発表されていたらしいんですが、一昨日ラジオ「A・O・R|ユキ・ラインハート|JFN PARK」を聞いていたら、たまたま紹介されていて、テンションが上がったのがついさっきのようです。

 


1型糖尿病とともに19年 〜根治への期待〜

 

というのも6年前に自分の1型糖尿病との半生を振り返ってつくった動画のBGMに使わせてもらったのが、ジョナス・ブラザーズの「A Little Bit Longer」だったからです。

 

ニック・ジョナスさんが1型糖尿病になったときのことを歌った歌だとも聞いて、何度も何度も聞いたのを思い出します。

 

また再結成されるとのこと、本当に嬉しいです!

 

ご活躍を期待しています!

 

 

 

FreeStyleリブレのリーダーに内蔵の電池は、リチウムイオン電池1個で160Wh以下なので飛行機持込み可能!

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分解された FreeStyleリブレ

 

FreeStyleリブレの飛行機への持ち込みについての問い合わせが多く、アボットジャパン株式会社さんに問い合わせても企業秘密でバッテリーの詳細については教えてもらえないというのが現状なので、個人輸入していたものの壊れてしまっていた FreeStyleリブレを分解しました。

 

ネットで得られる情報から、FreeStyleリブレに関する電池は下記の通りです。

※情報源は→ フリースタイル | Abbott Diabetes Care Division - Global leader in diabetes care

 

<リーダー>

 ・リチウムイオンバッテリー1個

<センサー>

 ・酸化銀電池1個

 

上記で、航空機への持込みの際に危険物として航空会社が気にされるのは、リーダーの電池のみとなります。

 

ここで、リチウム電池に関する規定は、下記の通り今年2019年1月1日から変更されております。

 

航空:航空機への危険物の持込みについて - 国土交通省
危険物であっても航空機内への持ち込み又はお預かりができるもの(PDF形式)

 

2) リチウム電池のうち、リチウム金属電池にあっては リチウム含有量が2g以下(リチウム電池を内蔵した 携帯型の医療電子機器にあってはリチウム含有量が8 g以下)のものであり、リチウムイオン電池にあってはワット時定格量が 160Wh 以下のものであること

(引用元:航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示 平成31年1月1日適用

 

以前は、リチウム含有量の問い合わせを受けたことがありますが、フリースタイル | Abbott Diabetes Care Division - Global leader in diabetes care にもある通り、リーダーに使われているのはリチウムイオン電池なので、ワット時定格量が160Wh以内であれば受託手荷物として預けたり、持ち込み手荷物として携帯したりすることができることになります。

 

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FreeStyleリブレのリーダーに内蔵された電池

 

そして、気になるワット時定格量は1.29Whであり、全く問題ないことが分かります。

 

公式の情報ではないのでどれだけ参考になるのかは不明ですが、少しでも飛行機の搭乗トラブルが減りますように!