Happy T1D Life

1型糖尿病患者の大村詠一が日々の療養生活や研究情報などを患者の視点でつづっていきます

今日から第61回日本糖尿病学会年次学術集会が3日間開催

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本日5/24から3日間、皆さんは糖尿病のコントロールを悪化させてはいけません!

 

 

なぜなら、1万5千人規模の医療関係者が東京の1箇所に集ってしまう学会が開催されるから…

 

 

そんな第61回日本糖尿病学会年次学術集会の企業出展ブースを今年も取材させていただきます。

 

 

ただ、こちらは個人のブログで掲載の許可は取っておりませんので、日本IDDMネットワークのオウンドメディア『PRESS IDDM』(http://press-iddm.net)にて紹介していきますよ!

 

 

頑張れ、私!笑

 

 

 

アストラゼネカ、成人の1型糖尿病患者への補助治療としてSGLT2阻害薬の適応を追加申請

前々から、1型糖尿病患者へのSGLT2阻害薬の適応が欧州などで治験されているとは耳にしていましたが、アストラゼネカさんが適応に向けて動かれているそうです。

 

AZ SGLT2阻害薬フォシーガ、1型糖尿病の適応追加申請 | 薬食審・薬価収載 | 国内ニュース | ニュース | ミクスOnline

 

ただ、1型糖尿病患者におけるSGLT2阻害薬の有効性と安全性については議論されています。

www.jstage.jst.go.jp

 

そもそも、SGLT2阻害薬って何?の問いに明確に答えられなかったのですが、上記の論文から引用すると、

 

SGLT2阻害薬(SGLT2i)は,腎尿細管における尿糖の再吸収を阻害し,グルコースの尿中排泄を増加させることで血糖降下作用を示す糖尿病治療薬である.発売後早期に,尿路・性器感染症や重症低血糖,脱水,脳梗塞などの重篤な副作用が報告され,日本糖尿病学会から「SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」が公表されたこともあり,慎重に使用されている.
一方,2型糖尿病患者を対象としたエンパグリフロジンを用いた大規模臨床試験の結果が発表され,心血管系イベント抑制効果や腎保護作用が示されるなど,2型糖尿病におけるSGLT2iの多面的効果に関するエビデンスが集積しつつある.これらのエビデンスから,1型糖尿病に対するSGLT2iの有用性に期待が寄せられており,実際,1型糖尿病への適応拡大に向けた国際共同臨床試験も実施されている.

 

と紹介されています。

 

個人的には、「また薬の種類が増えるんか〜い」という気持ちもあるのですが、今後の展開が気になる発表でした。

 

メーカーが以前紹介していた治験のプレスリリースは下記のリンク先をご覧ください。

 

アストラゼネカの糖尿病治療薬SGLT2阻害剤フォシーガの1型糖尿病患者さんを対象としたDEPICT-1試験で低血糖を伴わない血糖コントロールの改善、体重減少、インスリンの1日総投与量の減少効果が示される

 

 

2018.05.24修正:会社名に間違いがありましたので修正しました。失礼しました。

2018年6月24日(日)第14回 T1クラブ仙台にて講演

http://www.dm-net.co.jp/event/2018ima/20180624.pdf

↑ 画像クリックで、第14回 T1クラブ仙台参加申込書(PDF)が開きます。

 

 

来月24日(日)、前日に開催される日本IDDMネットワークサイエンスフォーラム in 東京の終了後、仙台入りして第14回 T1クラブ仙台に出演させていただきます。

 

 

講演だけではなく、運動体験やエアロビック競技の演技披露も予定しておりますので、下記リンク先からお申込みください!(参加費無料)

 

 

第14回 T1クラブ仙台-糖尿病NET-学会・イベント 開催情報

 

西鉄筑紫駅近くの糖質オフスイーツ専門店「Lowglu.sweets」

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ご自身も1型糖尿病患者である南昌江内科クリニックの前田泰孝先生が Facebook で紹介されているのをきっかけで知った糖質オフスイーツ専門店「Lowglu.sweets 」に先日行ってきました!

 

 

製果スクールの講師として活躍中に、1型糖尿病発症されたオーナー兼パティシエの平山みゆきさんの特集記事はこちら↓
home.livingfk.com

 

 

通院後で遅くなり、お店の空いている時間やスイーツの販売状況が気になったので電話をしてから伺いましたが、丁寧な対応をしていただけました。

作られたスイーツ1つ1つにこだわりがあり、食べる際に美味しい温度など解説してもらえるので、複数種類を購入する際はメモをお忘れなく!

 

 

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個人的なお気に入りはレモンケーキ(糖質2.2g)!

ハッとする酸味が、疲れた脳と体を癒してくれた気がします。

 

 

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チョコのバターケーキ(糖質2.5g)は、保冷剤に入れて持ち帰ったりして少し温度が低いと、低糖質のお菓子に特徴的なボソボソ感が出てしまうので、少し温めた方が美味でした。

 

 

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ガトーショコラ(糖質1.2g)は我慢できず常温で食べてしまいましたが、美味しかったです。

まだ食べていないおやつクルミ(糖質1.1g)は、出張から帰った我が家に残っているでしょうか?笑

 

 

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ババロア(糖質不明、写真撮ってませんでした...)も美味でしたので、次回はもっと平山さんの解説を聞いてきたいと思います。

 

 

今回は時間に追われていてあまり長居できなかったので、次回は美味しいと噂のロールケーキも狙いつつ、ゆっくりできる日を見つけて伺いたいなと思います。

 

 

ほとんどが糖質2.0g以下に抑えられた Lowglu.sweets の糖質オフスイーツ。

糖質を抑えるためにラカントなどを活用されていますが、その点に問題がない方はお試しされてはいかがでしょうか?

 

 

Lowglu.sweets(ミーク ラボリエ)の Instagram はこちら↓ 

deskgram.org

 

 

最後に以前、講演会でもお世話になった山口県のウエルネスクリニックさんもご紹介されていますので、記事へのリンクをご紹介します↓
www.wellness-cl.jp

ノボ・ノルディスクが幹細胞治療の数年後の治験実施を発表!

理事会に向かう京急線の電車の中で、興味深いニュースを発見!

 

 

pharma.insights4.jp

 

日本で最大のインスリン製剤のシェアを誇るノボ ノルディスク ファーマ株式会社の本社が、1型糖尿病の治療として、幹細胞治療の治験を数年で実施することを発表したというもの。

 

 

こういう眉唾物は情報ソースが気になるところなので関連リンクを集めてみました。

 

 

www.firstwordpharma.com

 

firstwordpharma.com

 

 

そして、ノボ・ノルディスクのホームページでも以下の通りアナウンスされていました!

 

 

Novo Nordisk increases commitment to stem cell-based therapies

https://www.novonordisk.com/media/news-details.2193101.html

 

 

幹細胞治療に関しては、適応できるのが1型糖尿病だけに留まらないようですので、多くの方が恩恵を受けられる可能性がありますね。

 

 

BioToday - Novo 幹細胞治療の開発の範囲を1型糖尿病以外に広げる~まずは3疾患に着手

 

 

数年が何年なのかを楽しみにしながら、続報を待ちたいと思います。